
GodSpeed You! Black Emperorというバンドのライブに行って来ました。
都合により行けなくなった友人よりチケットを譲ってもらったのですが、条件としてライブをレポートしろというのが今回の記事の概要です。しかも詳細に、ふわふわした表現使うなとかなり念を押されたのですが、はっきり言って志村さんはバンド名とどういう雰囲気の音楽やってるかくらいしか知らないにわかなので、雰囲気感想文になってしまう事を初めにお断りしなければなりません。セットリスト・機材などを詳細に知りたい方は別の方のブログなりレポートなりを見てください。
ポストロック関係を漁っていれば耳にするであろうこのバンド。その名前のインパクトもさることながら、彼らの楽曲についても独自の世界観を持っています。活動休止しながらも数年前からライブ・音源発表などを再開し、そして今日(4月10日)はるばるモントリオールから日本で演奏するとあれば、キッズ達も大喜びなのは想像に難しくないはずです。
場所は恵比寿。あまりなじみがない街です。よってかの有名なLIQUIDROOMも初めてです。ライブハウスって大体分かりにくい場所にあって、初めて行く場合結構迷うことが多いんですが、今回は開場に間に合いました(それでも逆方向の代官山の方まで行ってしまった)。
18時30分ごろ開場入り。この時点で100人くらいか?ドリンク代を払ってフロアに入場。前方の柵(?)があるあたりに陣取って開演を待ちます。一人でライブに行くといつもこの開演までの時間(および演者の交代時間)をどう潰すか、が課題に感じます。大体はドリンクを飲むかトイレに何度も行くかなのですが・・・。
19時20分ごろからフロアの照明が消え、地鳴りのようなSEが鳴り始めます。息苦しくなるくらいの音量で否応無しに緊張感を高めます。この時点でフロアはほぼ満員(1000人規模?)。20代男性がメインですが女性や外国の方もちらほらと見受けられました。スーツ姿は少なかったかな。
19時30分きっかりにメンバーが登場すると、会場のテンションはマックスに。すごいちゃんと盛り上がってる!(感動)
でもメンバーの名前とかは知らないのでへえーって感じで見てました。
このへんで舞台の後ろのスクリーンに映像が映ります。セピア調の、よく分からんが不安になるフラッシュフィルム・・・とでも言いましょうか・・・バイオリンやコントラバスの音色が地鳴SEとあいまって物凄い威圧感を放っています。このバンドは大体1曲20分とかあるのですが、その前後に数分の導入部みたいのがあって合わせて1曲って感じですが、その導入が始まったようです。
曲名分からないので何ともいえませんが、中盤からドラムが参加すると一気にテンションが最高潮に。ツインベースの間から漏れるサイケデリックなバイオリンがたまりません。
2曲目。話し声のようなSEから美しいバイオリンの音色で始まります。このバンドのライブは初めてですがバイオリンが本当によかったです。スクリーンには火災の映像映し出されています。この曲も盛り上げ度が高い曲で、真ん中に陣取るベースの影が映像とマッチして、楽曲の悲壮感を際立たせます。そりゃみんな写真撮りたくなるわな。
3曲目。ドラムからスタート。映像はなんかよく分かりませんでした。この曲はドカーン!っていう展開が無く、淡々としていたような気がする・・・。
4曲目。静寂の中シンバルを弓でこすって音を出してました。この辺から記憶が曖昧です。かなり長い時間「溜め」パートが続いたせいか、途中眠くなったことは覚えています。 映像は最新アルバムのジャケットに使われている建物。
5曲目。短めの曲だったと思います・・・。映像は人物だった気がします・・・。(うろ覚え)
6曲目。たぶん5曲目からは独立してると思うんですが、もしかしたら5曲目からの流れが続いていたかもしれません。(よく知らない)。確かギターから始まって徐々に盛り上がっていく曲だったと思います。最後の連打が非常に良かったです。はい。
21時20分ごろ。残響音の中メンバーが一人また一人退場し、最後のメンバーが居なくなりライブは終了。割れんばかりの歓声が起こります。アンコールなどは一切なし。
MC・休憩無しの約2時間でしたが、貫禄のライブといって良いのではないでしょうか。SEやアコースティックを多様しながら、映像含めた救いの無い悲壮感に満ちたパフォーマンスは、日本だけでなく世界中のファンを魅了するのも納得のものでした。音響的にも特に不満は無かったです。ドラムの音がスコンスコンと気持ちよかった。音圧もズンズンきてました。高揚感と満足感を満たし、どのようにレポートするかを頭の片隅に開場を後にするのでした。
総評として満足のいくものでした。確かに何度もライブを見るバンドではないかもしれませんが、生涯に見た一回が失望する内容ということはないでしょう。そのくらいの完成度です。
最後はライブ後に撮った酷い写真でお別れ とりあえず盛り上がっていたことは伝えたいライブ中写真撮るのは気が引ける。
こんな感じのレポートで満足いただけるでしょうか。
※その後、よく出来たGJ部員としてチカラ飯にて食事後、帰宅。
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